任委員会にて広島県内に住む外国人の方の運転免許証の状況について質問させて頂きました
(以下、概要)
広島県内に住む外国人の方で、企業に勤務する外国人や留学生などの中長期で在留される外国人の方は、祖国の運転免許を日本の試験を受けて切り替える事が出来ます。
全国的な流れとして運転免許試験の多言語化が進む中、今年の7月29日から広島県においても従来、英語などに限定していた対応言語を韓国語やスペイ
ン語など20言語で受験できるようになりました。
(質問抜粋)
外国人の運転免許に関しては、外国の運転免許を日本の免許へ切替えるとい
うケースにて一部報道では、さも簡単な試験で切り替えがなされ、日本の交
通ルールを理解しないままの外国人が日本の免許に切り替え、多数事故を起
こしているとの指摘がありました。そこで、県内においてはどれくらいの数の取扱いがあるのか伺います。
(回答抜粋)
広島県内では、1年間の中で令和6年10月末現在、2894件受け付け、885
人が合格。(合格率:約30%)※上記の結果は、母国で免許を取得した方でも簡単に試験を通過し切替が 出来るものではない事を示していると思う。
(要望)
県内に住む外国人が増え、これに伴い外国人労働者も増加する中で、行政としてスムーズな免許取得を後押しする取組みは進めていくべきと思いますが反面、日本の交通ルールへの理解が不十分で文化や習慣の異なる外国人が車を運転することで、交通事故が増加するような事態は避けていかなければならないと思う。
県内で発生する外国人による人傷事故は、県内の人傷事故全体の1~2%の水準にあるとのことでした。免許更新などの機会において、外国人に対する交通安全教育を検討して頂き交通法規や運転技能の確認だけでなく交通事故を起こした場合の措置や罰則などにつ
いても理解が深まるような取組を進めて頂くことを要望させて頂きました。